棗side




「若、お嬢の迎えはいいんですか?」




「あー、何かさっきメールきて今日は友達の家に泊まるそうだ。」




「そうなんですか。
なんかお嬢がいないと寂しいですね。」




「だな。」




でもなんだこの妙な胸騒ぎわ。




確かに茱良がメールをよこすのは珍しい。
でも茱良だって女子高生だ。



メールだってするはず。