「今日も棗兄がくるまでいっしょにいるの?」 「そりゃあ、茱良に何かあったら嫌だし、それに女の子って怖いって言うし。」 「……別にいいのに。」 てか、貴方といる方が変に見られるんですけど! あ、棗兄の車だ。 「ほら、棗兄来たし仕事に戻りなよ。 文化祭まで時間ないんだし。」 そう、実は修蘭祭まであと4週間となっていた。 きっと深瀬君以外の生徒会メンバーは今頃生徒会室に集まって仕事をしているに違いない。