「凛。」

先輩は凛と私を呼ぶようになった

少しときめいてしまう私は異常なのかもしれない

「・・・。はい、ご主人様」

「朝ごはん。」

「・・・食欲ないです」

「はぁ。痩せるぞ」

「昼は食べます」

「・・あそ。」

意外とあっさり許す先輩は前の先輩のようだった

口調は全然違うけど・・・やはりどこか優しさがある

それから3時間私は一言もしゃべることも動くこともなく時間をつぶした

「凛。」

「はい。」

「買い物行ってくる」

「気を付けて。」

「・・。お前つまんないな。じゃ、行ってくる」