「先輩。」

「まて、馴れ馴れしく先輩なんて呼ぶな」

「な、なんで?今までもそうやって呼んできたのに。」

「もう周りの目はどうでもいい。だってここは『二人だけの世界』だからな」

「二人だけの世界?」

「あぁ。お前を外に出させるつもりもないし、ここに人を入れようとも思ってない」

え・・。ちょっと、待ってよ

じゃあ

「俺からは逃げられないからな?」

なんで?私なの?

「あぁ、話を戻そうか。そうだな俺はやっぱり・・」

先輩が話しているけど私の耳には届かない

恐い。

ずっとここにいるの?親にも会えないの?友達にも会えないの?学校にもいけないの?

そして私の体は震え出していた

「呼べよ。おい」

「・・え?」

「お前、聞いていなかったのか?」

私は小さく頷く

「はぁ。次聞いていなかったら」

ーードクンドクンドクン

「お仕置きだからな?」

モウココカラ、ニゲラレナイーーー