「そん時は私がやっつけますよ」 「その勢いだ」 割り込んできたのは、私の担任だ。 「マスえ……じゃなくて増岡先生」 増岡は球体に近い身体と2等身の体つきからマスえもんと呼ばれている。 皆さんご存知あのキャラクターをモジったものだ。 「夏目はこの学校では珍しく男勝りで、先生も安心だよ」 「はぁ」 「これならば龍王学園のヤツらも怯んじゃうな」 「龍王学園?」 穏やかでないその名前に、私は眉根を寄せた。