「オヤジとおふくろ!」
「愛しのエリ。その呼び方は止めなさいと言ったろう。お母さんに似た可愛い顔が台無しだ」
「まぁ、お父様ったら。お上手ですこと」
私の目の前でイチャコラやってるこの2人は、私の両親。
この城を作った張本人だ。
2人はこの城が背景じゃなかったら、仮装大会に今からでも出られそうな中世ヨーロッパの服を身にまと っていた。
会長にしろ両親にしろ、どこからこんな服を買い付けてくるんだか。
こんな環境でマトモな精神と感覚を養うことができた私は、自分である意味スゴいと思う。
「楽しみにしててね。後で重大発表があるんだから」
「重大発表?」
「エリの人生に関わることだよ」
