ギミックラブ ー仕掛けられた恋ー

「おめでとうございます!!」


大広間の扉を開けた途端、フォーマルな格好をした数百もの人がテーブルに座って、私の方を見て拍手を していた。


「……はい?」


状況がよく飲み込めないんだけど。

私は隣のばあやを見やった。


「どーいうこと?」

「お嬢様のご生誕パーティーですよ」

「ごせいたん……パーティー…」


ピンときた。 そういえば今日は4月13日、私の誕生日だった。
すっかり忘れてたよ。


「ボンジュール、エリ」


背後から聞こえたこの自由奔放な声音は……