展望台まで駆け上がった

息を切らして
胸を躍らせ

星をとりに駆け上がった

空は果てしなく遠くて
けれど泰然と私を包んで

駆け上がってきた道を振り向き
街を眺めた

街はどこか遠くて
けれど確かにそこにあって



街は果てしなく空だった
人は果てしなく星だった
輝いて輝いて
何万光年の光にも負けない

そこは
星の街だった