手が重なると同時に 引き寄せられるあたしの身体。 ドキン……っ// この瞬間は、やっぱり慣れない…… でも、黒川君はいつもリードしてくれて、 下手なあたしに合わせてくれた。 顔をあげると、 微笑んでいる黒川君と目が合った。 今まで練習してきたなかで こんな黒川君を見るのは初めてで。 目をそらせなかった…………… 黒川君の眼差しが 優しすぎて─────・・・