ちっ…… 近いーーー!!// 「…あのっ 黒川君っっ…!//」 「…ん?」 「ちっ、近いよ…//」 「…普通これぐらいの距離じゃねーの?」 黒川君はもう片方の手で、 あたしの手を握った。 「…そ、そうなの?」 「あぁ。 小さい頃、少しだけ社交ダンス やってたんだよ。 親がやってたからさ。」 ……そっか、 それなら納得できる。