「お……踊れって言われても……っ」



あたしのお父さんが社長っていうのもあって、
ここでは毎年パーティーが開かれる。


でも……

あたしは一回も参加したことないよ………




「……俺がリードするから。」



「………え……?」



黒川君……踊れるの…??




「……水咲、顔に出てるけど。」



「へっ!?」



「半信半疑な顔してる。」



そう言うと黒川君は、
あたしとの距離をグッ、と近付け。



「…っっ!!//」



そのままあたしの腰に手を回した。