「…どうしよう…っっ」


今からじゃ間に合わないっ!!



「あぁ、
さっき3人を迎えに行くように、
使用人達に任せたよ。」



「…え…… 」



まさか──……



「それって……

ベンツ……?」



お父さんは頷こうとして、
一旦動きを止めた。



「わっ、……悪かったっ!

姫乃はそういうのヤダって言うけど……
本家に友達呼ぶのって初めてだろ?」



「──お父さん!!」



あたしはお父さんをキッと睨んだ。



「迎いには、
あたしも行くって言ったじゃないっっ!!」