~* キュート姫とイケメン王子 *~






「…それに、

なんで普通の乗用車じゃなくて、
ベンツなんかで行くのっ!?」




声が聞こえてくる方向を見ると、

そこには水咲と、
そのお父さんらしき人が立っていた。



水咲は、いたって普通の格好をしている。



「……水咲。」



「…え…?

あっ、黒川君。」



「……おまえん家って……





___なんなの……?」