______…… 「姫乃の家って、どこにあるの?」 「えっと…… 一応お父さんに確認するね。」 水咲はカバンから携帯を取りだすと、 少し離れた場所へ移動した。 「もしもし、 ……うん、そう。 本家の方。」 微かに聞こえる水咲の声。 本家って言葉が聞こえたよーな……? 俺は、さほど気にしなかった。 「大丈夫みたい! でも、あたしの家遠いから みんなの家迎いに行く。」 _______…………