あたしは自分の席に座って鞄をおいた。 回りを見回すとやっぱカラフルな連中が目立った。 「…なあ、李乃って呼んでいい?」 前の席のやつが話しかけてきた。 人懐っこい笑顔でこちらを見ている。 「いいよ」 「よっしゃ、俺は中島 英吾。よろしくな~」