「宇宙人?」 「誰がだ。 腕放すぞ、ゴラ。」 いわれて気が付く。 私が今、地面についていないのは彼が私の腕を掴んで支えていてくれているからだ。 蒸し暑い夏なのに、今日は何故だか涼しい。 むき出しの腕が寒く感じる。 「あ、ありがと。」 ちゃんと立たされて御礼を言うけれど、やっぱり足がプルプルしてしまう。 突然膝が、がっくんとなってしまって顎に衝撃が。 「助けてやった意味ねぇじゃねぇか。 お前、アホだろ。」 私をアホ呼ばわりしたのは、この人が始めてかもしれない。