6月12日の朝、僕はいつものように学校へ行く用意をしている。僕は正直学校が嫌いだ。友達のいない僕にあるのは絶望と渇きだ。新鮮じゃないこの日々に絶望し、もっと楽しいものは無いのかという渇き...。どうしようと変わらなこの日々に吐き気を感じる。今日だってきっと同じ。何にも変わらない。  ...そう思ってた。
トーストを一枚食べる。これはやっぱりいつもと同じ。7時学校へ出発。8時到着。
変わんない。変わんない。変わんない。変わんない。変わんない。変わんない...。
なんで、それじゃあ何にも面白くないじゃん。みんな笑ってる。どうしたの?友達なんて必要ない。新しい朝が、日々が僕にとっての一番必要なもの。笑顔ってどうやったらできるんだっけ?
ガラガラ!ドアが開いた。きっといつものように先生が入ってきてこう言うんだ。
「おはようみんな。今日も元気か?あれ、A君元気ないぞー!元気を出して。」ってね。
「おはようみんな。今日も元気か?あれ、A君元気ないぞー!