あなたとわたし



ボールをつく音、シューズがこすれる音
そして、先輩がたのやっている姿は
すごくかっこよかった。

私は運動ができるわけでもなく、
苦手なわけでもなくって感じだからな…


「ちーちゃん、すごいね。」

「ね。真剣に、でも楽しそうにやってる

私、バスケ部に入ろうかなあ…」

「とりあえず、体験入部からしてみたら?」

なっちゃんが言った。

「そだね。うん。そうしてみる!」


それからちょっとして、先輩が1年生の子に
部活について説明しにきたので、ちーちゃんは
体験入部することを話した。
ほかの4人の子も体験から始めるみたい。


「とりあえず、決まってよかったね。ちひろ」

「うん。2人とも付き合ってくれてありがと」


それから私たちは帰ることにして教室まで
かばんを取りに行った。


校門の方へ3人で歩いていると校庭の
サッカー部の方で新くんと海くんが
端の方でボールを蹴っているのが見えた。

2人とも上手だな…

サッカー部に入部するんだろうな。ふふ


3人で2人の方をちょっと見てから帰った。