ー接客業をしている俺の休みは当然いつも平日で、学生であるナツは土日。休みがかぶることはあまりない。 けれど今日は、ナツの学校が創立記念日で休みなのだという。 偶然重なった二人の休日。ダラダラ過ごすことも考えた、が。どうせならとやって来たのは電車に乗って数十分、少し離れた所にある小さな寺。 そこの敷地に並ぶ墓の一つが、詩の墓。 今日はそこへ、墓参りにやって来たという訳だ。 「……」 ナツと、うちの店のバイト・大地を連れて。