俺の娘・ナツは現在高校三年。今年の夏で18歳になる。

元々は亡くなった妻・詩の連れ子で、俺と血は繋がっていない。年齢差なんて16歳程度。他人から見れば兄妹でも通るくらいだ。





『ナツ、この人がお母さんの恋人』

『…逢坂、虎太郎です』

『……』





出会った頃は、当然ながらまだまだ小さな子供だった。

一人っ子で普段は詩が働きに出ていることから、年よりは大分しっかりしていたのだろうけれど…最初のうちなんて俺の顔を見る度に詩の後ろに隠れてた。