「けどその後、お母さんは出勤途中に車でガードレールに突っ込んで亡くなっちゃった」 「……」 「警察の人の話では、高熱で意識が朦朧としてそのまま勢いよく突っ込んじゃったんだろう…って」 『……』 学校から急いで向かった病院には、薄暗い部屋に眠る姿。 『…お母さん…?』 傷だらけで、でも安らかな顔。 いつも温かなその手に触れても、体温はなくて 「…ショックだった。何で、どうして、って…そればっかり思ってた」 「……」