「…うざいオヤジのままでいいよ。ずっと」 ごめんね ありがとう、大好き 「…、」 そんな私に、トラは言葉なく頭を撫でる。 (…安心、するなぁ) その温もりが、大きな手が、こうしてまた一つ泣きたい気持ちを宥めていく。 「…ナツ」 「?」 「お前、バイトは?」 「!!!まずい遅刻する!!」 大好きだよ、お父さん いつか本当に好きな人と出会って、紹介した時は 笑って、認めてくれたらいいな