「…夏菜ちゃん、照れてる?」
「え!?な、なんで…」
「顔、真っ赤だから」
「……」
彼はははっ、とからかうように笑いながら歩き続ける。
…私一人不慣れで恥ずかしい。
けどこうして知っていくんだろう。一つ一つ、知らない世界を。
「……」
(…トラに、言いすぎたかな)
けど、反抗したくもなる。
だってトラはいつでも子供子供って扱いをして、まるで出会った頃から私が成長していないみたい。
でも、私ももう17だよ。一人の女なんだよ。
恋愛くらいするもん
彼氏くらい作るもん
それくらい、気付いてよ
信用して、見守っていてほしいよ。



