「ご、ごめん…」 「今何時だと思ってんだ!出かける、ってメールは来たけどこの時間になるとは聞いてないぞ!?」 「すぐ帰るつもるだったんだけど…はしゃぎすぎちゃって」 恐る恐る話す私に、トラははぁっと吸いかけの煙草を灰皿へと押しつける。 「誰と何してた」 「え?えっと…麻紀たちと、カラオケ」 「麻紀ちゃんたち、ねぇ…じゃあさっきの男は?」 「!見てたの!?」 「窓から見えたんだよ」 カマをかけるような言い方に、観念して口を開く。