「は、離してください!」 「そんな声あげなくても。何か俺ら悪い人みたいじゃーん?」 「そうそう。楽しいことしようってだけだって」 「やっ…」 (力が強い…) 痛いくらいの力に思わず声をあげようとした、その時 「何してんだよ」 「!トラ!」 丁度お店から出てきたらしいトラは、こちらを見て低い声を響かせる。 「あぁ?何だよ、お前」 「それはこっちの台詞だ。店の前で騒ぐなら、営業妨害で警察呼ぶぞ」 「なっ…」