「…ー」 「……」 すると通りかかった位置から見えた駅の中では、何やらにぎやかに騒ぐ学生たちの姿。 (大学生か…) 男女数名のグループは話に盛り上がっているようで、にぎやかなその声につい視線を向けた。 「…だよねー」 「うるせーよ」 「うわ、ひどーい大地」 「……」 その男女の中には鞄を持った大地がいて、恐らく学校帰りなのであろうその姿はいつものウェイターじゃなく普通の大学生だ。