「っ…」 ごめん、そう言って手を離そうとしたその時 ーゴロゴロゴロ…ドーーンッ!! 「ギャーッ!!!」 先程より大きな雷に、私はいつもトラにしているように咄嗟に目の前の姿にしがみついた。 「今落ちた!絶対どこか落ちた!」 「お前、ビビりすぎ」 「だって…だってー!」 「落ち着けって」 「うう…、!」 泣きそうになりながらも顔をあげれば、すぐ目の前には大地の顔。 「……」 「…、…」 その瞳に驚いた自分の顔が映っているのがわかるくらい、近い距離。