「そのボードってなっちゃんが書いてたんだね。いつも誰が書いてるんだろうって思ってた」 「トラに『男の字は汚いからお前が書け』って言われて、よく書かされるの」 「お前文字だけは綺麗だからな」 「だけ、って何!」 「それ以外何か綺麗な所があるとでも?」 「何をー!」 「まぁまぁ」 相変わらずキーキー言い合う私と大地に、ハルくんは笑う。 「あ、俺ちょっと裏の倉庫行って物取ってくるね。店番お願い」 「はーい」 そして裏へ向かって行く姿に、そこには私と大地の二人だけが残された。