あいのうた




「っ…、」



全力で走りようやく着いた病院。息がぜえぜえとあがるものの、休む間もなく中へ駆け込む。



「すみません!さっき救急車で娘が搬送されたって電話来たんですけど!!」

「はい、お名前は…」

「ナツ!!逢坂夏菜だ!!」

「逢坂さん…あ、はい。あちらの奥の救急棟の処置室ですね」

「っ…」



クソ、さすがに30代で長距離走るのはキツイ…

滴る汗を拭いながら奥へ向かい、案内された部屋へ向かう。



(ナツ、ナツっ…)