「親父の作る飯でいろんな人が笑顔になってるの見たら、めちゃくちゃ格好良くて、自分もこんな店持ちてーって思った」 『俺、料理人になる』 『え?』 『料理人になって、この店継ぐ!!』 「それで、この店の店長に?」 「調理学校出て親父から色々教わって…何だかんだで後継いだのは25の時だな」 「トラのお父さんは今は?」 「母親と田舎で小さな店やってる。多分あれは死ぬまで飯作ってると思うぞ」 「すごーい…」 「けどまぁ、継いでからも正直ラクじゃなかった」 「…?」