確か使ってないお鍋は、ロッカーの上の箱の中… そう私は靴を脱いで、その場にあった椅子に乗りロッカーの上へ手を伸ばす。 (もうちょっと…) 届きそうで届かないその高さに、目一杯背伸びをしては必死に手を伸ばしていると突然ガチャ、と開くドア。 「あれ、店長さっき誰か来ませんでした…ってうわぁ!なっちゃん!」 「わっ!ハルくん!」 まさか私がいるとは思わなかったのであろうハルくんは、こちらを見て驚く。