ー 「…お、お疲れさま」 「…おう」 その夜、バイト後のコンビニ前には上着のポケットに手を突っ込み立つ大地がいた。 「今日は早かったね」 「やりかけの仕事堂上さんに丸投げしてきたから」 「明日怒られるよー?」 「明日には忘れてるだろうから大丈夫」 「あはは、堂上さんらしい」 そう話しながら歩き出そうとすると、大地はチラッと私の背後へと視線を向ける。 「?」 「……」 そして何も言わず私の手を握り歩き出した。