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真っ白なモヤの中で泣いている小学生の俺。
「悠?もう泣かないの。男の子でしょ?お父さんにお母さんも一緒に謝ってあげるから」
母親が泣いてる俺の顔をタオルで優しく拭いてくれた。
それでも泣き止まない俺。
「そうだ、悠?これ食べたらすぐに泣き止むよ。口を開けてごらん?」
言われるがままに口を開ける。
口の中に何かが入り、口いっぱいに甘さが広がる。
さっきまで泣いてた俺は、それを食べた途端、笑顔になって泣き止んでいた。
そのあと、母親が俺をギュッと抱きしめる。


