今日からキミは俺のペット♡





「それとも……」



俺はアリスにグイッと近付いた。


少し後ずさりするアリス。



「それ以上のことがお望みだった?」



俺はニヤリと笑うと、後ずさっているアリスの両腕を掴んで後ろに押し倒した。


暴れないようにアリスの両腕を掴んだまま、俺は馬乗りになった。


アリスの唇に付くか付かないかのギリギリの距離に顔を近付ける。



「も、桃谷、さん……やめ……」



困ったような泣きそうな顔を見たら、体中がゾクゾクする。


でも俺はアリスから離れた。



「冗談、ゴメンね」



そう言って笑う俺と泣きそうなアリス。



「わ、私、洗い物してきます」



アリスは慌てたように立ち上がり、キッチンに行った。