「猫ってツンデレですからね〜。そのうちデレっとしてきますよ」


「そうだといいけどね」



俺は子猫ちゃんがデレっとしてくるところを想像していた。


いつになったらデレっとして来てくれるのかな。


楽しみだな。



「猫ちゃん、名前は決めたんですか?」


「うん。アリス」


「アリス!可愛い名前ですね」


「だろ?」


「はい」



俺と高森くんは子猫ちゃんの話で盛り上がっていた。


時計を見ると開店15分前。


そろそろミーティングの時間だな。



「ミーティング始めようか」


「そうですね」



俺と高森くんは一旦作業をやめて、ホールに出た。