今日からキミは俺のペット♡




どれくらい時間が経ったんだろうか……。


眉間にシワを寄せて、ゆっくり目を開ける彼女。



「おはよう。よく眠れた?」



俺はそう言って笑顔を見せたけど、彼女は一瞬、何が起こってるのかわからない顔をしていたけど、今の状況がわかったのか、だんだん目を大きく見開いていく。



「キャャャャ!!!」



悲鳴を上げ、俺の頬をビンタした。



「いたっ!」



頬に鋭い痛みが走る。


手で頬を押さえて、その手を見ると少しだけ血が付いていた。



「あ、いや、その……私……えっと……」



手に付いた血を見て慌てる彼女。



「驚ろかしちゃってゴメンね。気持ち良さそうに寝てたから、起こしたら悪いと思って。まだ時間あるならゆっくりしてたらいいからね」



俺はそう言って、ベッドから下りると寝室を出た。