「ねぇ?」 ソファから立ち上がろうとしたら桃谷さんに声をかけられた。 中腰の状態からソファに座り直す。 「料理、出来る?」 「まぁ、それなりに……」 「掃除は?洗濯は?好き?」 「好きではないですけど、掃除も洗濯も一応する事にはしますけど……」 桃谷さんの意図が全く見えない。 なぜ、いきなりそんな事を聞いてくるわけ? 「一晩と言わず、ずっといていいよ」 桃谷さんはそう言ってクスッと笑った。