今日からキミは俺のペット♡




その日の夜、私は桃谷さんに抱かれた。


壊れ物を扱うように優しく。



「もう限界……」



桃谷さんの言った意味が理解出来た私。


未知の世界。


引き裂かれるような痛みが体全体に広がる。


唇をグッと噛み締めた。



「アリス?痛い?」


「だ、大丈夫、です……」


「ゴメンね……」



桃谷さんはそう言って私をギュッと抱きしめる。



「辛かったら言ってね」



桃谷さんの言葉に、私はコクンと頷いた。


眉間にシワを寄せ、苦しそうな顔をしている桃谷さん。


時折、口から漏れる声で胸がキュンとなる。


再び桃谷さんが私の体をギュッと抱きしめる。


私は桃谷さんの背中に手を回した。