今日からキミは俺のペット♡





「キスする時は目を閉じなきゃね」



唇を離した桃谷さんがそう言って、ほっぺを指で突ついてきた。



「初めてだった?」



私は無言でコクンと頷く。



「じゃあ、アリスに大人のキスを教えてあげる。舌を出してみて?」



こう?


私は少しだけ舌を出した。


再び桃谷さんの唇が重なり、桃谷さんの舌が私の舌を押しやって口の中に入ってきた。


そっと目を閉じる。


胸がはち切れそうなほど痛い。


ドクン、ドクンと早くなってる。


唇を離した時、全力疾走したあとのように息が上がっていた。