今日からキミは俺のペット♡





「……キス、したい」



桃谷さんの口から出た言葉にドクンと胸が高鳴る。



「キス、していい?」


「キスだけですか?」


「誘ってんの?」


「ち、違います!」



そんなこと言われたら恥ずかしいよ。


軽い女だと思われたらどうしよう……。



「アリスとキス以上のこともしたいよ?この状況、男の俺にはキツすぎる」


「えっ?」


「だって、ほら……」



桃谷さんは私の手を持って、その手を下腹部に持っていった。



「…………ッ!」



声にならない声が出る。



「好きな子を目の前にした時の正常な反応だよ?そんなに驚くことないと思うけど?」


「だ、だって……!」



そんなこと言われても……。



「ねぇ、アリス?キスしていい?」



桃谷さんは再びそう聞いてきた。


私はコクンと頷く。


桃谷さんの顔が近付いてくる。


私の唇に桃谷さんの唇が重なった。