今日からキミは俺のペット♡




でも仕事が決まってるわけじゃない。


進学するわけでもない。


明日からは私は学生ではなく無職だ。


桃谷さんの家を出たら実家に帰るしかない。


それだけは絶対に嫌だった私は、住み込みで働けるところか寮のある会社で働こうと思い、コンビニで求人雑誌を買ってきた。


晩ご飯の用意をしてから、桃谷さんが帰って来るまでリビングで求人雑誌を見ていた。


赤のボールペンを持って、寮完備の会社の求人に丸をつけていく。


とりあえず明日は卒業式だから、明後日、ここを出よう。


私は求人雑誌を見ていた目を窓の外に向けた。


ここでの生活も明後日で終わりか……。


桃谷さんに明日ちゃんと話をしなくちゃ。