今日からキミは俺のペット♡





「アリス?」



桃谷さんがリビングに入って来た。


もう桃谷さんが帰って来る時間になってたんだ。



「アリス、どうしたの?」



桃谷さんはそう言って隣に座ってきた。



「LINEしたんだけど、返事がないから心配になっちゃって。まだ調子悪い?」



私は何も言わずに首を左右に振った。


スマホも杏にLINEしたままで、カバンの中に入れっぱなしで気付かなかった。



「もしかして今日のこと、気にしてるの?」



桃谷さんが私の顔を覗き込むようにしてそう言った。


気にしてると言いたい。


でも言えない。


もし言っちゃったら、私の気持ちが桃谷さんにバレちゃうから。



「桃谷さん……」


「ん?」


「彼女、いたんですね」



私は顔を上げて笑顔で明るくそう言った。


泣きそうになるのを必死に堪えながら。