今日からキミは俺のペット♡




それからしばらく経って、香取くんがキッチンに入って来た。


それと入れ替わるように高森くんが休憩に入る。


香取くん、顔赤いし、なんかソワソワしてるような……。



「香取くん?」


「は、はい?」



流しで洗い物をしている香取くんは、こっちを向くことなく返事をした。



「結果は?」


「えっ?」


「報告してくれないの?」


「あっ、えっと……その……」



こっちを向いた香取くんは恥ずかしそうにしていて、俯いたまま。



「早く教えて?」


「えっと……その……あ、あ、あ、杏ちゃんと、付き合う事になりました」



香取くん、可愛い。



「おめでとう!」


「あ、ありがとう、ござい、ます……」


「杏ちゃん、可愛いもんね」



香取くんは俯いたままコクンと頷いた。



「俺、告白されたの初めてで……その、彼女が出来たのも初めてで……」



香取くん、可愛い顔してるのに意外だな。



「なんか、よくわからなくて、夢見てるみたいです」


「彼女のこと、大切にしてあげなよ」


「はい」



香取くんは結局、俯いたままこちらに顔を向けることなく、そのままクルリと流し台の方に体を向けて洗い物を始めた。