「俺は店に戻るね」 そう言って、伝票を持って椅子から立ち上がる。 「オーナー?えっ?状況がよくわからないんっすけど?」 俺は香取くんの肩をポンポンと叩いて笑顔を見せた。 「杏ちゃん、じゃーね!頑張って!」 杏ちゃんにそう言うと、杏ちゃんは頬を赤く染め会釈してきた。 若いっていいなぁ。 俺にも杏ちゃんくらいの度胸があったら……。 アリスを……。