店の近くのカフェ。
テラス席に座って、コーヒーを注文する。
タバコを咥え、火をつけた。
上がっていく煙を目で追う。
「はぁ……」
口から漏れる溜息。
俺は何やってんだよ……。
高森くんと香取くんには仕事に私情を持ち込むなとか偉そうなこと言ってるくせに。
俺は思いっきり私情を持ち込んでるじゃん。
かっこ悪いな……。
注文したコーヒーが運ばれてくる。
ミルクも砂糖も入れて飲むわけじゃないのに、スプーンでコーヒーをクルクルかき混ぜた。
「あ、あのぉ……」
誰かに声をかけられ顔を上げると……。
そこにはアリスと同い年くらいの女の子が立っていた。


