今日からキミは俺のペット♡




桃谷さんは寝室にいた。


ベッドの縁に座り、一点を見つめ俯いたまま。



「桃谷、さん?」



声をかけると、顔を上げてこっちを見た桃谷さん。


目を真っ赤に腫らして、涙が頬を伝いポタポタと落ちていた。



「ゴメン、ね……。こんな姿、アリスに見られなくなかった……」


「桃谷さん……」



私は桃谷さんの側に行き隣に座ると、桃谷さんの手をギュッと握った。


目を見開き、私を見る桃谷さん。


何で泣いてるの?


そう聞きたかったけど、私は何も聞かずに桃谷さんの手をギュッと握ったまま黙っていた。