「アリスは小さな子供達に大人気だったね」
車の中。
図書館の駐車場から車を出した俺はそう言って笑った。
「あ、あれは、小さい時に好きだった絵本を見つけて懐かしくて読んでたら、子供達が集まりだして……。いろいろ絵本を持って来て読んでってねだってきたから読んであげてただけで……」
「そうなんだ」
「でも集合時間も忘れて夢中になっちゃってました」
照れたように笑うアリスが可愛くて、思わず頬をツンツンと突いてしまった。
ビックリした顔をして俺を見るアリス。
「アリスは将来、優しいママになりそうだね」
「えっ?あ、いや……」
慌ててる。
可愛いなぁ。


