慌ててブーツを履くアリス。
「慌てなくて大丈夫だよ」
そう言った時、アリスがバランス崩して倒れそうになった。
「危ない!」
咄嗟に手が出て、アリスの腕を引っ張りそのまま俺の方へ引き寄せた。
アリスを抱きしめる形になってしまい、胸がドクンと高鳴る。
「だから言ったろ?慌てるなって」
俺はアリスの耳元でそう言った。
顔を真っ赤にするアリス。
「ゴ、ゴメン、なさい……」
慌てて俺から離れようとするアリスをこのまま抱きしめていたかったけど、ここは図書館だからその願いは叶わず……。
俺はアリスを離した。
これがもし家だったら、このまま抱きしめ続けてキスくらいはしてたかもしれないな。


