今日からキミは俺のペット♡





「許してくれるの?」


「許すも何も、私は怒ってないよ?」


「杏……」


「ただ、毎日、ペシェのケーキが食べれるアリスが羨ましいなとは思うけど」



杏はそう言ってクスッと笑うとカフェラテを一口飲んだ。



「毎日は食べれないよ」


「そうなの?」


「うん」



私は紅茶にミクルを入れて、それをスプーンでグルグルかき混ぜる。



「ねぇ、アリス?」


「ん?」


「アリスって、そのオーナーの桃谷さんだっけ?好きでしょ?」



杏はそう言って笑う。


私は飲んでいたミルクティーを吹き出しそうになった。