「椿おはよっ♪」


ったく朝から何の真似だよ・・・




「あぁ。おはよう」



起きる時間早すぎだろーが



今何時だよ?!6時だし・・・俺の貴重な朝を何してくれんだよ




「椿ってクールだよねぇ!!」



こいつ何考えてんだよ



アホか?馬鹿か?




「俺にそんなこと言うのお前だけだぞ?」



どんな奴なんだよこの女



部屋を出て教室へ向かった



「キャー!!!!椿くん来たよっ!!!椿君おはよっ!!!!!」


朝からうるせぇ女だな・・・




「朝からうるせぇんだよ」



うぜぇ



「はいっ!わかりましたぁ~」



ダチの前と俺の前でのギャップ凄すぎ



「あ?お前に何がわかんだよ?」



早くこの場から去りたいんだけど・・・



「椿くんの噂とか?椿くんの趣味とか!」


いちいち答えなくていいんだよ



「あっそ」



噂されるようなことしてねぇけど



「あっ!椿っ!!」

お前もかよ?


「あ?なんだよ?」



ったく女子とかマジうぜぇ


「椿くんの噂を確かめに来たんだけど、椿くんに会うと3秒でキスしちゃうの??」


なんだよその噂



聞いてねぇぞ?



また女子だろうな




「それマジだと思うのかよ?」


ウソに決まってんだろーが



「ウソでしょーねぇ~椿にあっただけでキスとかありえないし」


腹立つ言い方すんなよ




他の女がそれ言ったらどうなっていたかわかんねぇぞ?




お前だけだぞ?



俺にそんなこと言うの




ちょっと興味あるかもなー



「確かにそうだな。俺は一人の女にしか興味ないし」


ついつい言ってしまった




「一人の女の子って?!!?!?聞いてもいいかな??」


そんな可愛い顔でこっち見んなよ



やべっ



俺マジでこいつにはまった


「お前」



お前しかいねぇだろ



俺はその辺の女子嫌いだし



「えっ?あたし?」



驚いた顔でこっちを見てくる



襲いたいくらい可愛いんだけど



反応おもしれぇし


「あぁ。」



重症だわ・・・




「へぇ~!!!私は別になんとも思ってないけどねww」


その反応ムカツク


「んなこと知ってるし。俺が繭を落とすから」


ぜってぇ俺の女にしてやるし


覚悟しとけよ?